2022年度 里山ウオーク


・雨天のため順延して5月15日に実施しました。

・桜川中流部の堤防は霞堤や無堤地区があり,必ずしも連続していないという事実はあまり知られていません。遊水池としての役割を果たしてきたことは市民に広く理解されるべきことでしょう。輪中堤防にも水の進入路があり,増水の際に土嚢を積む作業が前提になっており,地域の負担の重さを想像しました。

・ゴム堰や鉄製の可動堰を使う利水の仕組み,またゴム堰はイタズラによる被害金額が大きいという管理上の難しさなどがわかりました。水位の上げ下げは下流の漁業に影響が大きく,水難事故にもつながるため,農業だけでなく総合的判断の下での運用が必要とされています。

・桜川では特定外来生物のアメリカナマズが在来種を食べてしまうという被害が続いているため,漁協ではコロナのために中断したアメリカナマズの釣り大会を今年7月に3年ぶりに開催するそうです。 

・中流部では盛んに河床を広げる工事,樹木の伐採が進行し,風景が大きく変化しています。工事によりかなりゴミが撤去されたようです。ゴミだらけの河原に戻らないようにするには市民の環境意識の向上が必要だと感じます。栗原の芝生ひろば桜川ふるさと自然再生の会の皆さんが定期的に草刈りをして美しい景観を保たれています。